16時間セミナーをやって息も絶え絶えなアタシ。。。
これはこれで何か記事書けそうな気もするんですが、頭回らないので、そのうちに(←コレだいたい書かない奴)
1.一般的な確定申告の依頼のフロー
詳細は既に色々書いたと思いますが、不動産投資をされている方が税理士に依頼するとするとスムーズにやるならこんな感じ。
① 1月末位を目途に必要資料を集める(給与所得の源泉徴収票+不動産投資に関する書類)
② 税理士側が資料受け取り、確定申告書の作成(不足資料や不明点があれば随時やり取り)
* 結構な件数、確定申告をやってみて不明点のやりとりが出るのは主にこんな感じ。
・ 返済予定表が1年分になっていない(半年分とか)
・ 固定資産税に自宅関係が含まれている!
明細もないと事業経費と家事費を分けられない(地主さんにありがち)
・ 給与所得の源泉徴収票やふるさと納税は原本提出なのに。
コピーとか金額のメモだけだったりする。原本をくれ!
・ 通帳ベースで家賃を追っていて、、、
⒜ 退去があるっぽい。が敷金の精算や原状回復費がわからない。
⒝ 入去があるっぽい。が賃貸借契約書がない。広告費もわからん。
⒞ 更新があるっぽい。が更新契約書がない。
⒟ なんか家賃から引かれている、、、。
エアコン交換費用とかが分割払い、かつ、天引きになってやがる!
不動産投資は何もイベントがなければ、すっげー楽なんですが、ご本人も不労所得故にほったらかしにしている分、不明点の解決が遅いんですよね
税理士 ⇒ お客様 ⇒ 不動産会社 ⇒ お客様 ⇒ 税理士みたいな。
投資として良いかどうかは別にして、税理士的にはサブリース契約の方が楽。
③ 完成しました!内容を郵送なりメールなり電話なりで報告し、納得して頂けたら代理で提出(電子申告とか)
④ 税務署へ提出。か・ら・の返却!
意外と預かった書類のコピーを取っておくとか、納付書送るとか色々やっていると結構チリツモ。時間喰うんだよねー。
2.意外とイレギュラーな対応もできるんやで!
割合最近にやったイレギュラー対応
① 確定申告のレビューのみ案件①
青色申告会を使っているし、自分で作りたいと思ってるけど、大規模修繕とかわからんところだけチェックしてくれないかな?というコンサルっぽい案件
2つ前の職場時代から未だに連絡取ってくれるありがたいお客様
② 不動産投資の経理アドバイスのみ案件
自営業者で不動産投資を始めた。不動産投資の経理処理だけよくわからなくて・・。
という不動産所得の部分だけのフォロー
消費税法基本通達7-2-1(輸出免税等の具体的範囲)
法第7条第1項及び令第17条各項《輸出免税等の範囲》の規定により輸出免税とされるものの範囲は、おおむね次のようになるのであるから留意する。
省略
(7) 外航船舶等の水先、誘導、その他入出港若しくは離着陸の補助又は入出港、離着陸、停泊若しくは駐機のための施設の提供に係る役務の提供等で船舶運航事業者等に対するもの
・・・で。これ、初めて見た。そりゃナチュラルに消費税還付受けられるわな。
おまけで融資を考えた時の青色申告決算書の組み方(科目のまとめ方とか)もレクチャー
③ 不動産所得の収支内訳書だけ部分作成
ビットコインの申告は正直やりたくないっス・・・。
か~ら~の~。
給与と不動産所得まで入力したe-Taxデータをお渡しし、続きはご自身で。
という部分外注
④ 譲渡所得の内訳書だけ部分作成
毎年、不動産賃貸の申告はしているけど、売却した物件の確定申告がわからなくて・・。
か~ら~の~。
譲渡所得の内訳書だけ作って紙をあげるパターン
⑤ 相続税申告の部分外注
相続税申告に不慣れな会計事務所からの役所調査、申告書チェック、添付書類についてのガイドといったBtoB外注案件
3.正直何でもかんでもより、得意分野を活かしやすい!
正直言いまして、不動産屋で働いているだけあって、不動産回りの税務とかは結構自信あるんですよ。
ただ、ビットコインとかゴメン!こないだセミナーを受けてきたけど、税務署の個別回答くらいしか情報ねぇし、そもそもビットコインをやったことないから、どうしてもイメージが貧弱で。。。。
水先人の経費とか正直検討つかねぇよー。
とか全部が全部だと荷が重い仕事も、こういう部分業務だったら引き受けられるし、依頼する側も苦手なとこだけ依頼して気持ち割安ならお互いWinwinだよね。
そう、ずっ友だよ!
・・・税理士って敷居高そうだけど、そんな頼み方もできるんやで。
という記事でした。
追伸
何か今回の確定申告セミナーは若い子(しかも会社の同僚同士だったり)が多かったりしたので、セミナーよりも授業っぽい感じがしたわ。
やっぱ、講師っぽい、教える仕事は得意というより好きなんだなー、と実感。
かしこ。