税理士紹介サイトと税理士会の関係(激おこぷんぷん丸や!)

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税理士紹介サイトというものがあります。
① 一体どういう仕組みなのか
② こういうサイトを経由すると、税理士に届く報酬はどうなるのか
③ 紹介税理士のサービスの質は?
④ 最適な税理士を無料で紹介いたします。…ホント?
そんな記事です。

えーと、もっと中身のある記事で書こうと思っているのたくさんあるんですけどねー。
おふざけ先行です。リハビリ×2♪

1.税理士紹介サイトってこういう奴

 まずは画像からどうぞ。

 えー、直接クレーム入れました。本来の意味での改善の余地なしなので魚拓は貼りますぜ。

 サービス会社名を目隠ししているのがせめてもの優しさ。

2.サービス(商材)の内容はというと

 簡単にいうと、税理士を探している人と税理士をマッチングする代わりに、紹介料をとるよって会社です。
 転職のエージェント(リク〇〇とかマイ〇〇)とも近いかもしれません。

 開業したての税理士にとっては顧問先開拓は死活問題なので、こういうサービスがあること自体に批判はありません。

 チラっと規約を見ましたが、年間税理士報酬の70%くらいが紹介手数料みたいです。
 正直、高いなぁーとも思いますけど。(初年度のみですよ)

3.どういう経緯で登録しているかが重要

 例えばみなさんが転職を考えていて、こういう紹介サービスを使うとしたらどうしますか?

 当然、紹介サービスのサイトにて個人情報を登録して、サービスの利用を始めますよね?

 税理士紹介サイトも、そういった始め方なら何も問題はないんです。税理士側もお金払って仕事を紹介して欲しいと契約しているわけですから。

 だが、しかし!登録した記憶がないのに・・・というケースも。

 どういうことかというと。
 前に税理士情報検索サイトというニセ税理士じゃないかをチェックする記事を書きました。
 税理士の氏名・事務所所在地・連絡先などはここに記載がされています。

 税理士紹介サイトによっては、この情報を勝手に紹介サイトに転載して、いかにも提携税理士のように紹介しているケースがあるんです。
 冒頭の画像がそこに登録されていた内容です。
 まぁ、プロフィール画像すらなかったり、情報が住所くらいしか無かったりするので、見る人が見ればすぐ区別できるものではあるんですが、勝手に掲載されているという事実は変わらないですよね。

 試しに電話してみました。事情を説明すると開口一番「あ!訂正・削除依頼ですね。」と言われました。ちなみに規約がこんな感じ(原文ママ)

登録情報の閲覧、修正、削除について

当社は、登録税理士等の方々ご当人より個人情報の開示、訂正、利用停止、削除のご依頼があった場合、ご当人様であることを確認させていただいた上で、お手続きをさせていただきます。

掲載されている事務所情報については事務所関係者の求めに応じて、記載内容の訂正又は停止を致しますので、ご希望の際は〇〇@〇〇.comまでご連絡下さい。

 勝手に載せている奴になぜ依頼をしなければならないんじゃぁーー!(激おこぷんぷん丸)

 はい。依頼(笑)をして削除はしてもらいました。
 勝手に載せる根拠は???と追及しましたが「公表されている税理士情報検索サイトから登録しました。公の情報ですから、、、。」とのこと。

 税理士会には承諾受けてるんですかね・・・。登録の際にそんな一筆書いた記憶ないけど。

 ん。ここまでが先週のことですね。

4.という訳で当然税理士会にも聞いてみた

(読者の方)なんか面倒くさい奴だなコイツって思ってますでしょ。

 ええ。自分でもそう思う。

 まぁ、もうちょっとまともな説明だったら止めようかと思ったんだけど「公表されている情報だから」の一点張りがイヤだったし。
 こちらも「税理士会にも確認取りますね!」と言ってしまった手前、聞くしかないよね♪

 日本税理士会連合会という税理士の同業者団体の親玉に聞いてみました。

① 税理士情報検索サイトは、ニセ税理士の摘発・利用防止を趣旨としているサイトですよね?そのためにどなたでも税理士登録されている人物の情報を調べられるようにしている。という理解で間違いないですか?

② こういう個人情報が掲載されている際は、利用目的や無断転載禁止などをTOPページでうたっているのが普通だと思うんですけど、税理士情報検索サイトにはそのくだりを載せないんでしょうか?

 まぁ。聞いたというより確認と改善のお願いですね。

 利用趣旨はこちらで聞いたとおりで間違いないとのこと。
 また、ちょっと意外でしたが、税理士会でも紹介サイトや掲載情報の利用について、問題意識を持っているとのことでした。
 今回の話、税理士会の役員の方にも上げていただき、今後、改善をしていくとのことです。
 すぐのすぐに解決するとは思っていませんが、改善するつもりがありますと言ってもらえるだけありがたいことです。
 日本税理士会連合会、頑張ってください!

 さて。言質とりました。ということで紹介サイトに折り返し電話しますた。

 税理士会は紹介サイトに利用させる目的はないと言ってましたけど。

 というか、先週の電話から社内で問題提起とかされたんですか? 

 今後、税理士会でも対処も考えているという回答も頂きましたよ。

 案の定、社内で何にも話してないとのこと。

 どうなるんだろーなー、まぁ正式に怒られるまでは何もしないと思うけど

5.電凸記事になっているので、ちょっと正論?を挙げてまとめます。

 まぁ、色々書きましたが、実は言うほど、感情的には怒っていないんです(たぶん)。

 こういう事があって思うのは

① 依頼者が例えば年間50万円払っていても、税理士の手許には15万円しか行かない。

  それで本当に依頼者は50万円に相当するサービスを受けられるのだろうか。という事。

② プロのコーディネーターがあなたに最適な税理士を無料で紹介いたします。

  こんな情報の集め方で最適な税理士に巡り合えるのだろうか。という事。

 どちらが悪いかといえば当然、紹介サイト側なんですけど、税理士の営業に対する意識が低いから付けこまれているというのも事実です。
 税理士が自力で顧客開拓をできれば、こんなサイトが幅利かせることはできない訳で。
 私の例ではありますが、エゴサーチしてコレが一番最初に来るんですぜ。実名のブログないから仕様がないとこもありますが、なんか悲しくって。

 このブログ、匿名税理士という形でやってますけど、少なくとも掲載している情報には責任もって書いています。
 最近、匿名やめようかと悩んでましたが、現在の形のまま、税理士紹介サイトより信頼してもらえるサイト作りをしてやるぜ!

 と決意を新たにした休日でした。

・・・あ、さすがに仕事の依頼があって、お会いした際は身分キチンと明かしますんで、そこはご安心ください。

ではではー。 

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