確定申告の5W1H(確定申告の準備を始めよう①)

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会社員の方は、昨日が納会で冬休みに入られたことでしょうか?
われわれ税理士業界からすると12月からは年末調整・法定調書⇒確定申告⇒3月決算法人の申告とげんなりな時期であります。

1.はじめに

さて、会社員の方でもご自宅を購入したり、なにか副業・投資を始めたりで今年から確定申告という奴と向き合わなければいけない方いらっしゃるかもしれません。
特に今年はビットコインを始めて~、なんて人が多そうですね。
確定申告は資料が12月~1月くらいに揃って、2月~3月には作成提出しようという流れが一般的ですが、年末年始の時間があるうちに、資料をそろえたり、基礎知識を蓄えておきましょう!という短期集中連載です。
3月になって【まだ準備してないんだけど頼みたい】とかをお断りするための伏線でもある。

2.Who(だれが?)

確定申告の手続きは収入を得るご自身で行う必要があります。
ご自身で行うことが難しければ、次のようなサポート制度があるのでご活用下さい。
① ご自宅近くなどで開業されている税理士に依頼する。
有料ですよ。価格はまちまちですが、例えば私だとこんな感じ
http://tax-tt.com/pricelist/

② 国税庁HPの確定申告コーナー・タックスアンサー(Q&A)を活用する。
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm

③ 税務署に電話し、問い合わせ窓口につないでもらう。
例:新宿税務署 03-6757-7776

④ 所轄税務署・税理士会などが主催する無料相談会に行く。
税務署主催:確定申告会場の一覧
https://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h29/kakushin_kaizyo/index.htm
例:新宿税務署
税理士会主催(例:東京税理士会新宿支部)
http://www.shinjukushibu.gr.jp/

3 When(いつまでに?)

平成29年に始めた副業であれば、平成29年分の確定申告が必要です。
① 納税になる確定申告(一般的な確定申告)
⇒ 平成30年02月16日(水)~平成30年03月15日(水)

② 還付になる確定申告(医療費控除、住宅ローン控除、ふるさと納税など)
⇒ 平成30年01月01日(月)から出せます。期限の決まりはありません。
ただ、提出から還付まで1ヶ月ほどかかるので、早めに出すのがオススメです。

4 Where(どこへ?)

お住まいを管轄する【税務署】へ提出します。
所轄税務署はキーワード「国税庁・税務署を調べる」で検索してみて下さい。
たとえば、私の住まいは高円寺ですが、杉並区には2つ税務署があり高円寺エリアは杉並税務署、荻窪エリアは荻窪税務署だったりします。
事務所は田無(西東京市)にありますが、管轄は東村山税務署(東村山市)で、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市をまとめて管轄していたりします。
遠い!

5 How(どうやって?)

手書きで書いて 窓口持参
× 郵  便
e-taxソフトで作成して 電子申告

という組み合わせです。

個人的には、e-TAXで作成して郵便が良いかなーと。
電子申告は
① 専用機械(ICカードリーダー)
https://www.jpki.go.jp/prepare/reader_writer.html
② 住基カード or マイナンバーカード
が必要といったハードルもあるので

6.What(なにを?)

確定申告書B
+ 収支内訳書(or青色申告決算書)
+ 給与所得の源泉徴収票
+ 本人確認書類(本人分のみ)

<本人確認書類とは>
確定申告書に記載されるマイナンバーに間違いがないか確認するため【本人分のみ】下記の確認書類を添付します。

7.マイナンバーの通知書類が見つからなかったら。

住民票をマイナンバー付きで発行してもらうことができるので、通知書類を失くしてしまった方は、そちらで代用してはいかがでしょう。

と。とりあえず、第1段はこんなもんでしょうか?
次回からは確定申告の種類ごとに集めるものを解説していきたいと思います!

ではでは~。

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