~週間実話~マイナンバー制度始まって1年経ったけど、実際のところどうなん?

Pocket

今回は軽めの記事をば。
FBに書いた記憶はあるけど、こっちには投稿していなかった・・・よな?

確定申告などの税務書類にマイナンバーが必要だよ、ルールが始まって1年が経ちました。

実感やら何やら思う事を書きなぐり。

1.マイナンバー書くもの・提出先

細かいこというときりがないですが、個人の場合ですと

〇 所得税の申告書
〇 相続税の申告書
〇 贈与税の申告書
〇 給料の源泉徴収票(受給者交付用には印字されませんが)
〇 報酬、料金の支払調書(受給者交付用には印字されませんが)
〇 不動産使用料等の支払調書(受給者交付用には印字されませんが)

などに必要になります。

また、NISAや特定口座といった金融系の制度を受ける場合、今時点でも証券会社などへ提出が求められるようになっています。

2.マイナンバー書いてないと、どうなるか?

罰則は無いよん。というお話は以前の記事でも書いた気がします(うろ覚え)
実際、お客様にお願いしても、セキュリティが不安だからという理由でもらえないケースは多々ありましたし。
支払調書に至っては、外注先とかですから尚のこと。
で、1年経ってどうなったかと言えば。

(1)所得税の申告書・・・特にお客様から連絡が来たとか聞いたことありませんでした。
   で、どうせ来ないんじゃない、とタカをくくっていたら
(2)相続税の申告書・・・結構、まともに問い合わせが来た。
   という話を知り合いの税理士から聞きました。

酒を飲みつつ、なんでやろね、って話していたんですが、おそらく・・・
所得税の申告書は、マイナンバーとは別の税務署専用の整理番号が存在し、毎年確定申告をされるので紐づけがしやすかった。
相続税の申告書は、相続人が純サラリーマンであるなど、税務署専用の整理番号が存在しないケースが非常に多い。
ということなんじゃないかなーと。

3.でも、これによってかなり収入が補足される人がいるんじゃねぇかと。

大前提として、支払調書が税務署における個人の収入補足の目的があるのですが・・・
(報酬等の)支払調書の氏名って芸能人とかだと芸名しかわからない(=芸名で書いている)ケースって結構ある訳ですよ。請求書から追いかけるのがほとんどだし。

  支払調書では芸名:サンシャイン池崎で提出、確定申告では本名:池崎慧で提出だとぱっと見同一人物かわからないから、支払調書から収入追いかけるって結構難しいと思うわけ。
(住所で突合もあり得
なくはないけど)

けど、マイナンバーだと、この辺カバーできる(そもそも通知カードには本名が載っている)んだろうなーと。

  という事は、一時期FXとかの副業の申告漏れが話題になっていたけど、マイナンバー記載がある程度、浸透してくると、小説家、漫画家、役者といった職業の方々への課税がキッチリなっていくのかなー、と。
皆様お気をつけくださいませー、なんて、SPA当たりで特集でもされそうな話でしたー。 


ちなみにワシら税理士もそういう意味ではターゲットだけどな!(屋号:2代目とかだと〇〇税理士事務所と氏名がリンクしないケースあるし!)

ではでは。

Comments

comments

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加