気合入れた記事は、時間がかかるなーと及び腰でしたが、なんだかんだ質問されることも多いので・・・
税理士ブログとしてはベッタベタな青色申告について書いていきます!
1つ1つの制度については、今回の記事では細かくは触れませんのでご容赦下さいまし・・・。
あと、煽りが酷い記事なので、不愉快になりませんように(2ch風??)
とその前に、青色申告そのものは前回の記事をご覧ください。(アップ忘れてた)
http://tax-tt.com/2017/10/22/%E9%9D%92%E8%89%B2%E7%94%B3%E5%91%8A%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%82%93%E3%82%84/
1.不動産投資には”本業規模”と”副業規模”がある。
具体的な違いについては、次で説明しますが不動産投資において副業規模となる場合、青色申告の特典が結構制限されます。
で、どう判断するかというと、、、フリップドーン!(最近の流行り)
とりあえず、このフリップで押さえていただきたいのは
ワンルームマンション投資は、ほぼほぼ副業扱いなんだぜゴルァ!(゚Д゚)
あくまで目安なので、商業ビルとかだと10フロアなくてもOKなことはありますけどね。
とりあえず、ビル(アパート)1棟持っているくらいじゃないと本業規模にならんとでも思っといて!
2.”青色・白色”×”本業・副業”×”帳簿のレベル”による特典の違い
多い。ごちゃごちゃし過ぎ。という訳でフリップドーン!ドーン!
(1)規模により扱いが変わるもの
(2)青色申告じゃないと受けられないもの
んー。細かいところはまあ良いのですが。
ワンルームマンション投資の青色申告控除は、10万円どまりなんだぜゴルァ!(゚Д゚)
というところでしょうか?(副業規模の場合だよ!?以下略)
ここまでは、税理士ブログで大概書いていることなので、ここから個人的な見解をまとめやしょう!
3.サラリーマンの副業としての不動産投資に青色申告って必要かねぇ?というアンチ記事
2で掲げた特典はいろいろあるのですが、特に効果が大きいものって次の5つ位だと思うんですよね。
それぞれ本当に必要か!?検討していきます。
① 青色申告特別控除 → △
ワンルームマンションでは10万円までって言ったよね!?(´・ω・`)
あと、物件を買った年(減価償却の仕方によってはそこから数年位)は、赤字になると思うので、
赤字の場合には全く控除受けられまっせーん!!
② 青色専従者給与 → ×
ワンルームマンション投資では使えません!
黒字・赤字は問わないので、使えるケースでは便利な制度です。
③ 賃貸物件の取り壊し損失 → ×
そもそも青白は関係ありません!が、不動産投資は取り壊し損失とか起きないでしょ!?
④ 赤字の翌年以降への繰り越し(繰り戻し含む) → ×
大事そうに見えますが、赤字はまず今年の給料と相殺します。相殺しきれなかったらなので
年収(の70~80%)< 投資の赤字 は 採算そのものに不安を覚えるよ(´・ω・`)
とはいえ、年金生活の方が不動産投資をする場合には、使えるケースもあるかもしれません。
所有している賃貸物件の建て替え・大規模修繕とかあると、結構な損失・費用になるので。
* 年収の70~80%とは【給与収入-給与所得控除=給与所得】のイメージです。詳細は書きません!
⑤ 減価償却資産の即時経費
うぅ、正直こいつが一番手強いわ。。。。
はっ!!新築マンションだったら、備品交換とかすぐにせんだろ!!
この制度は正直、使う価値ありなので、丁寧に説明しやす orz
入居者の入れ替えで備品(エアコンとか給湯器とか)の交換をした場合の経費の扱いなんですが
・ 1組が10万円未満・・・・・一発経費でOK(消耗品感覚)
・ 1組が10万円~20万円・・・3年間と税法耐用年数(6年が多い)のいずれかの期間で経費に
・ 1組が20万円~・・・・・・税法耐用年数(6年が多い)のいずれかの期間で経費に
となるところ・・・
青色申告の場合は、1組30万円未満まで一発経費にしてもOKよ
となっております。
正直、30万円を超える備品交換ってなかなかないと思うので、この制度があればワンパンや。
4.まとめると・・・。赤×白、黒×青とでも覚えてください。
不動産投資を初めて数年は、どうせ赤字だろうし白色申告でええんちゃう?
黒字になりそうなころに青色検討しようや。
ただ、築古マンションで始める場合は、備品の入れ替えもすぐにあるかもだから、青色で始める意味もないこたぁないかも。
というのが、ワタクシの見解です。
・・・っふー。税金記事はどうしても細かくなるからなぁ。
その他条件もあるので、きっちりシュミレーションするなら税理士に依頼してよ!
・・・って、それ俺か!?
ではでは、今日はこんなところでお開きです。