セミナーというか授業での心がけとテクニック(後輩指導にも役に立つ?)

Pocket

働く環境が変わって数ヶ月経ち、頭の整理にまとめてみたいなと、そんな記事

・・・だったはずでしたが、授業の話だけで1記事になってしまった。

セミナーといっても売上ツールとしては色々あるんやで!

私がやったことがあるセミナーとしては

① 専門学校講師としての授業

② 勤務税理士時代の、他社から依頼されてのセミナー

③ 開業税理士時代の、営業目的のセミナー

があります。細かく分ければ増やせそうですが、そのあたりは書いてみながら考えましょう。

授業としてのセミナー

一番経験値が多いものですが、このセミナーの特徴かな?といえることは

①試験に合格したい!という明確な目的がある人が参加者、②授業の後、職員室なりで個別にフォローができる

という2点にあります。

試験勉強ですので、今日の授業で知識を伝えたいこと、ここまでは習得してほしいという小さなゴールがあります。

そのゴールに向けて、【制度のあらまし】として話すことの全体像を伝え、【個々の要件】【計算方法】を積み上げていき、実際に解答を作れるよう【実践】をして、最後に改めて、今日の全体像とゴールの確認をする。

テクニックというほど格好つけたものではないですが、授業をやる中で心掛けていたこととして

1 あらましは意識して時間をかける。のちのち話す要件のフリを仕込むよう心掛ける

ex)所得税の基礎控除、扶養控除の話をするのであれば、生活費の控除だということ、家族の生活も養う必要があれば、控除も

人数分増えますけどね・・・というあらましから

奥様の分の控除を受けるためには、奥様を養う必要がある=奥様の収入が少ないことが要件になるということを刷り込む

2 理解して欲しいことと暗記で充分なことを伝える

個々の要件は、気持ちとして理解できるものは感覚論で押さえて構わないけど、控除額38万円なんて数字は理屈を騒いで

もしゃーないので、覚えて、と正直に伝える。

3 手を動かさないと覚えないこともある

計算方法は黒板を一緒に書いていって、解く流れを身に着けてもらう。

とはいえ、ついていけない学生もいるでしょうから、テキストに設例と解答は載せておく。

でも、書かないと覚えないので、一緒に解くまでは設例と解答があることは積極的には伝えない

4 脱線や難しいところはきちんとフリを入れてからにする。

税金の計算は、原則、例外、例外の例外、例外の例外の例外ぐらいまであるので、今はなしていることが”原則”か”例外”かは

意識してもらい、細かすぎる取り扱い(いわば脱線した話)は、「ここまでが消化不良だったら聞くな!」とクギを刺す。

余裕がある学生は脱線話まで聞いてもらえば良いし(そういう子はだいたい知識欲がモチベーションなので、基本的な話だけ

だと飽きる)

消化不良気味な学生には、復習タイムとして活用してもらいたい(先生の話を聞くより大事なことがあれば、聞かずに復習

してても全然かまわないと思っているので)

まぁ、苦手な子にも得意な子にも、満足してもらえる授業をやりたいという八方美人なところから始まったスタンスなんで

すけどね・・・。

5 最後にまとめを話す

今日のまとめは必ず話します。その時、全体像とゴールの確認をする。のはもちろんですが、税理士試験って1年がかりの

長い勉強になるので、今日までの内容で全体のどのくらいまで進んだかは、意識してもらうようにしてました。

細かいことを抜きにすれば、今日の授業までで本番の50点問題の20点分は解けるようになってるから!的な。

あと、試験には関係なくても、実額としてできるようになったことを気づいてもらったり、、、。

6 教えたその場で全部伝わるとは期待しちゃいけない

授業としてのセミナーは後で個別フォローもできるので、骨組みまで理解してもらえば十分だと開き直ってやるのが良い

かなと思います。完璧にしようと思うと学生がパンクする。

ただ、社会人向けの講座の場合には、個別フォローもしにくいし、復習の時間も授業内で極力作ってあげたいので、意図

して淡々と(無駄話をせずに)やるところはありますね。

目的なく書いてしまったので、この記事のお役立ちポイントをまとめるべし!

思いつきで書き始めてしまいましたが、税理士試験のブログってほとんど受験生しか書いていないので、先生側が何を意識して

話しているかを伝えるのって案外ありかなという事にしておきましょう(苦笑)

あとは、社会人になって後輩に仕事を教えるときにも、今回の考え方は役に立つんじゃない!?

要約すれば、

① 何を任せたいのか?

② そのために何を調べたら、どういった書類を作ればいいのか

③ 必ず確認してほしい事と、特殊な仕事だけ確認すればいいことを明確にする

④ この仕事ができるようになると戦力になるから助かるとい期待を伝える

という事なのかと、よく会社ではホウレンソウ(報告・連絡・相談)とか言いますが、教える側の意思や目的が通じてなけ

れば、何を相談して良いのかもわからないと思うのですよね。税理士業界の界隈は結構仕事の教え方が雑なところがあるので

つたない記事ですが、こちら参考にちょっとでも良くなったら嬉しいです。

・・・SEO対策的には、後輩指導、教え方、講師のコツとか散りばめといた方がよかったのだろうか・・・?

あ、最後に宣伝です!

そんな私が税理士に短期合格し、「なぜ、どうして」がある簿記、会計、税理士試験の勉強ができる学校がこちら!

今は基礎期の途中ですが、追いかけ入学間に合うと思うので、ぜひ興味のある方は授業見学してみてください!

東京CPA会計学院 熊本校

http://www.kumamoto.cpa-net.ac.jp/

東京CPA会計学院 東京校

http://college.cpa-net.ac.jp/

と、今日書きたいことはそんなところです。

Comments

comments

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加