ずいぶん前の投稿になっていましたが、学生さんからのQ&A、書けそうなものからザクザクこなしていきたいと思います。
元記事はこちら。
Q1 簿記の一巡の中で税理士がタッチするのはどこか
まず、簿記の一巡ってなんやったっけ・・・。
簿記の一巡、、、聞いたのが久しぶり過ぎて思わずwikiってしまいましたが、無事に知識復元。
こんな感じですね。EXCELの直接貼り付けがわかんない・・・。
というか画像読めますかね?
①取引
↓仕訳
②仕訳帳
↓転記
③総勘定元帳
↓集計
④月次残高試算表
・・・・・・・・ここまでが日々の手続・・・・・・・・・
⑤決算整理前残高試算表
↓決算整理仕訳
⑥決算整理後残高試算表
↓決算振替仕訳
⑦損益計算書・貸借対照表
↓
⑧税務申告書
です。(図の意味無いな・・・・)
実際の仕事に置き換えると、、、。
お客様と税理士事務所での会計・税務の仕事分担で考えると
イメージしやすいかもしれません。
1.まず、取引の前提として
① 帳簿記録を付ける事象の発生・・・(例.商品を仕入れた、商品を販売した)
② 請求書や領収書などの証憑書類の作成、支払いなど①の情報確認、資料の作成
があり、これらに基づいて仕訳作業をやっていきます。
2.今は会計ソフトがありますから、仕訳の入力をするだけで
仕訳帳・総勘定元帳・試算表は自動で作成されますね。
・・・・・・・・経理の方がいればここまでは社内でもできる・・・・・・・・
3.これを1年間繰り返し、決算整理仕訳や決算のための資料の作成
例えば、期末在庫の確認、債権の貸倒処理の検討、消費税額の確定などでしょうか。
これで決算整理仕訳と決算整理後残高試算表が完成します。
(ここも仕訳と試算表はソフトで連動しますよ)
4.損益計算書、貸借対照表、勘定科目内訳書、法人税申告書、消費税申告書の作成
会計ソフトでも勘定科目内訳書はすべては連動しませんし、法人税申告書は個別に入力するのが一般的です。
消費税申告書は日々の仕訳の中で消費税の扱いまで入力しているので、集計ボタンぽちっとな・・で完成します。
(消費税の自動計算っぷりは、実務の現場に出て一番ビビったところです。試験問題の手書きはなんだったのか!?)
業務の分担として、、、。
税理士事務所のスタンスにもよりますが、
1.日々の仕訳入力からお手伝いするパターン(俗に【記帳代行】といいます)
2.日々の仕訳入力は任せて、月次の試算表をチェックに訪問等するパターン(俗に【自計化】とか【月次監査】といいます)
3.年間通しての仕訳入力までは任せて、年に1回、決算整理からスタートするパターン(俗に【年1】といいます)
4.日々の仕訳を、1年分まとめてもらって仕訳入力~決算作成まで一気にやるパターン
の4パターンですかね。
1からやった方が人手がかかるので、上から順に料金が安くなる嫌いがあります。
とはいえ、付加価値のある情報を提供しようと思うと、2が一番情報の鮮度が良くなるので、できるなら自計化・月次が良いな
というのがほとんどの税理士の要望でしょうか。
4はねー、とりあえず決算書の体裁を整えるだけで手いっぱいなところあるから、あんまし良くはないかな。
規模が小さい会社さん限定で受けることが多い気がします。
1個の質問だけで、終わってしまった・・・・。
まさたけ経由の顔を知らない学生さん!こんなで良かったかい???
所要時間30分くらいですかな。
また、ネタ切れしたときに、他のQAも答えていきたいと思います。
今回は、先生っぽく文章が丁寧!
ではでは。