役所調査のその前に机上調査を忘れずに

Pocket

ようやくというか、週末開業らしく税理士の仕事をしてきました。
税理士さんより、相続税の土地評価をするにあたって、役所調査を手伝ってくれない?という案件を頂き終日、同行してきたところです。
元教え子さんから質問されたりする機会もあったので、なんとなくニーズはあるのかな、と思っていた、土地評価の資料収集に関してまとめてみました。

役所に行く前に用意しておくべき5点セット

役所では不動産に関する様々な資料を住所と地番、その他いろいろな条件ごとに管理・保管しています。
お役所さん方は、けっして悪い人達ではないのですが、聞きたいこと・聞きたい物件がハッキリしていないと、結構(-_-メ;)な表情されますよ。
という訳で、マナーとして、まず、最低限は用意して行きましょうヨというもののお知らせです。
・ 住所①・・・・・住宅地図
・ 住所②・・・・・航空写真(グーグルマップでOKです)
・ 地番①・・・・・登記簿謄本(全部事項証明書)
・ 地番②・・・・・公図
・ できれば・・・・固定資産税納税通知書(なければ評価証明取得のための委任状)
の5点セットと質問したいことのメモを用意しましょう。

窓口バラバラ、下手すると場所もバラバラ

同じ役所でも、道路の事は道路課、固定資産税評価の事は税務課、宅地利用ができるかどうかは都市開発課、建築指導課と窓口がバラバラです。
まず、1つの課に行くだけで、すべての質問が解決することはない、タライ回しは当たり前や、という事を心得えてください。

・・・で、ここからが怖い話。
市区町村によっては、合併などにより役所が2つ残っていたりしており、道路課はA市A町役場(旧A市役場)だけど、都市開発課はA市B町役場(旧B市役場)だよ、といったケースがちょこちょこあったりします。
私が知っている限りの酷いケースだと、基本はA市市役所だけど、固定資産税はA市~D市共通の都税事務所なのでB市まで、道路関係は同じく建築指導事務所なのでC市まで、法務局はD市にあるよなんて、市をまたがるタライ回しがありました。メジャーでない役所は案外、駅から離れていたりしますので、朝一出発でも結構カツカツだったりします。
ここに現地調査が重なると、、、ご察しください。

対策としては、旅のしおりを作れ!

ここまで書くと、役所調査ってしんどいイメージが沸きそうですが案外、簡単な方法で問題は軽減できます。
調べたいことの窓口くらいでしたら電話で聞いても教えてくれるので、5点セットを基に、調べたいことをピックアップして、片っ端から電話で窓口確認をしておく。
その中で距離が近い所、遠い所といった旅のしおりを作っておくわけです。
今回のお仕事ではたまたま、ほとんどの情報が同じ市役所内で完結しましたが、
① まずは5点セットの収集
② 最低限の情報での評価をしつつ、役所調査をしたい情報をピックアップ
③ 電話やネットで窓口を確認して旅のしおりを作成
④ ①~③を踏まえて、当日役所調査へGO!
という手順を取るのが安全ですね。

実際には資料の取り寄せが郵送になるものもあるので①で1日、②~③で1日、その後に④と、収集から調査まで、3営業日くらいは見ておくといいのではと思います。

でも、せっかくなので営業しておきます。

とはいえ、土地評価なれていないし、そこまで把握して動くの面倒だな。誰か手伝ってくれないかな・・・という方、同行依頼もOKですので、気に留めていただければ。

意外にニーズがありそうな話ですので、ノウハウ提供も兼ねての同行いかがでしょう?

今日、書きたいことはそんなところです。
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

編集後記

お知り合いの方はメールからの依頼でもOKです!

というか、問い合わせフォーム作らな・・・。

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

Comments

comments

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加